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名称 市尾天満神社のクスノキ
(いちおてんまじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 奈良県高市郡高取町市尾
〃 3次メッシュコード 5135−56−22
〃 緯度・経度 北緯34度26分29.9秒
東経135度46分22.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月28日
注1)環境省巨樹データベース(2023年7月測定)による
近鉄吉野線市尾駅の西400mほどのところに標高110mほどの独立した丘があり、その頂部近くに国指定史跡市尾宮塚古墳(いちおみやづかこふん)がある。
高取町観光協会が作成した「高取町観光ガイド」ウェブページによると、築造時期が6世紀半ば頃と考えられる全長44mの前方後円墳で、当地の有力豪族の墓であった可能性が高いようだ。
古墳の話から始めたのは、そのウェブページに、この古墳が天満神社の境内にあると書いてあったからである。
天満神社もこの丘の頂部にあるのだが、宮塚古墳との関係については何も記されていない。古墳の有無とは無関係に、少しでも天に近い丘の上が鎮座地として選ばれたというだけのような気もする。
クスノキが立つのは社殿近くではなく、麓の街道脇。参道の入口に当たる場所である。
何かの災害で主幹を途中で失ったようだが、樹勢は悪くなさそうだ。
地表に顔を出した根が力強く、一部では極端に盛り上がっている。
この根のどこかに龍の顔が見えるそうだが、節穴に近い目しか持たない私にはわからなかった。 |
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