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名称 以布利のタブノキ (いぶりのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 高知県土佐清水市以布利
〃 3次メッシュコード 4932−17−56
〃 緯度・経度 北緯32度48分11.0秒
東経132度57分31.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年3月31日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
現在の国道321号は、以布利(いぶり)集落を経由せずにまっすぐ進むバイパスがメインだが、少し前までは、いったん以布利港近くまで下って、集落内を走っていた。その旧道の横、以布利地区共同墓地に、このタブノキが立っている。
信州などでは、墓地に植える木はたいていサクラと決まっているものだ。東北に行くと、イチョウだったりすることもある。
ところが、西日本ではタブノキであることが稀(まれ)ではないように思う。墓地とタブノキの間には、何か関連があるのだろうか。
当地でも、立つのは墓地の内部である。周りを取り囲む樹林のなかの1本、というわけではないのだ。傍らの石地蔵も、このタブノキがあるからこそ、ここに安置されたのではあるまいか。
関連の有無は別にして、樹勢の良い、なかなか立派なタブノキである。
地上2mほどより上には、主幹と呼ばれるようなものはなく、そこから放射状に広がった大枝が、幅が広く、姿の良い樹冠を支えている。
盛夏には、墓参の人たちに、心地よい木陰を提供してくれることだろう。 |
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