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名称 ひょうたん桜 (ひょうたんざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 4.8m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 高知県吾川郡仁淀川町桜(注4)
〃 3次メッシュコード 5033−31−03
〃 緯度・経度 北緯33度35分17秒
東経133度10分10秒
高知県指定天然記念物(1953年1月29日指定)
撮影年月日 2012年3月27日
注1)写真入りの立派な案内板だが、設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
注4)2005年8月1日、2郡にまたがる1町2村が合併して仁淀川町誕生。旧行政区は吾川郡吾川村
仁淀川支流の土居川左岸斜面、水面からの高さ300mほどもある場所に、「ひょうたん桜」と呼ばれるエドヒガンの巨木が立っている。(エドヒガンが標準和名だが、アズマヒガン、ウバヒガンと呼ばれることもある)
「ひょうたん桜」の名は、膨らみかけた蕾(つぼみ)の形が瓢箪(ひょうたん)に似るから。
四国では最も有名なサクラの一つで、開花期には、集落に至る道路を一方通行にして交通整理するほどの混みようとなる。
その集落だが、もともとは大藪という名だった。県の天然記念物指定名称も「大藪のひがん桜」である。それを、昭和33年(1958)、このサクラに因んで、集落名(大字名)を「桜」に改称した。ここに住む人たちの心の拠り所と言うべきサクラでもある。
高知県は、日本で最も早くソメイヨシノが開花する県として知られる。私がひょうたん桜を訪ねたその日、高知市で満開宣言があった。
しかし、ここ内陸の山間では、春はもう少し遅い。ひょうたん桜の蕾は、やっと膨み始めたところ。代わりに、菜の花が、ひと足早い訪問者を歓迎してくれた。
花の写真を期待して私のページをご覧下さった方には、期待に添えなかったことをお詫びするとともに、花のサイトでなく巨樹サイトであるということで、どうかお許しいただきたい。 |
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