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イタヤカエデ |
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名称 古城山の姥杉 (ふるしろやまのうばすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 8.2m(注1) 実際はもっと細い
推定樹齢 伝承650年(注1)
所在地の地名 秋田県仙北市角館町古城山(注2)
〃 3次メッシュコード 5940−34−25
〃 緯度・経度 北緯39度36分21秒
東経140度33分46秒
角館町指定天然記念物(1986年10月1日指定)
撮影年月日 2007年8月7日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2005年9月20日、仙北郡内の2町1村が合併して仙北市誕生。旧行政区は仙北郡角館町
古城山は角館市街地の北東。全山が古城山公園となっている。桧木内川、院内川の2川と水田地帯に囲まれた独立台地の北端でもある。
ここに、戸沢氏13代家盛が応永31年(1424)に角館城を築城した(現地の黒御影石に刻まれた説明による。築城時期については異説あり)。以来、慶長7年(1602)に21代政盛が常陸に移るまでの間、戸沢氏の居城だった。
翌年、佐竹一門の蘆名盛重(義勝)が入城し、角館を中心に1万5千石を支配したが、元和6年(1620)には支城破却令により、角館城は廃された。(平凡社「秋田県の地名」を参考)
下から頂上まで約15分。頂上は平坦に均され、今は草地が広がっている。
平坦部の南西端、市街を見下ろす位置に1本の大杉が立っている。
旧環境庁データの目通り819cmに期待していたのだが、実際はそんなに太くない。せいぜい6m前後ではなかろうか。
樹勢もよくない。主幹は既に枯れ、横枝の幾本かが生命を繋いでいるのみの状態だ。主幹が朽ちるのも時間の問題だろう。
ちょっと残念に思ったが、かわりにイタヤカエデの立派な株立ちが落胆した気持ちを慰めてくれた。 |
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