ページタイトル:ほおのき原のホオノキ 当サイトのシンボル

画像:ほおのき原のホオノキ(幹と並ぶ)

画像:ほおのき原のホオノキ(全景)

画像:ほおのき原のホオノキ
名称 ほおのき原のホオノキ
    (ほおのきはらのほおのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ホオノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 8m(注3)
推定樹齢 700年(注2)
所在地の地名 岡山県新見市千屋花見
 〃 3次メッシュコード 5233−53−93
 〃 緯度・経度 北緯35度09分45.4秒
           東経133度25分15.8秒
新見市指定天然記念物(1969年9月25日指定)
撮影年月日 2010年8月24日

注1)新見市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
注3)まったくの目分量。全体をひとかたまりと見ての値





 国道180号を鳥取県に向かうと、県境の明地トンネルの2kmほど手前に、「花見」という名のバス停がある。
 昔は、ここが備中国はずれの集落だったのだろう。峠田(たわだ)という集落名がそれを物語っているように思われる。
 バス停近くの国道脇に広い駐車スペースがあるので、そこに車を置いて歩く。
 国道を50mほど新見側に戻ると、茗荷谷川に架かる橋詰橋がある。その右岸を上流に向かうアスファルト道に入り、その先の三叉路を左に曲がると、あとは道なり。ホオノキのすぐそばに出る。
 株立ちのホオノキだ。案内板には、根元から7本の枝が分岐しているとある。
 尼子氏の旗頭だった柴田弥衛門なる武士が当地に土着、その際、摩利支天を祀って鎮守とした。その傍らにあったホオノキが大切に育てられて今日の巨木になった。
 そんなことが案内板の説明にあった。写真の小祠が摩利支天なのだろうか。
 個人住宅のすぐ後ろに立っているのだが、道路からホオノキまで自由に出入りできるようになっている。ありがたく拝見させていただいた。
 2010年8月現在、この木は環境省巨樹データベースに載っていない。同省の調査要項では、株立ちの場合、最大幹の幹囲が2m以上であることが巨樹の条件の一つとなっている。このホオノキは、それを満たしていない可能性がある。しかし、全体としては、やはり巨木としてのインパクトを感じないでいられない。
 なお、余談だが、朴の木は、一般的な表記に従えば「ホウノキ」と表記する方が現代日本語的には正しいような気もする。しかし、この木の標準和名は「ホオノキ」であるので、お間違いなく。 
 
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