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名称 本楽寺のイチョウ (ほんらくじのいちょう) 名称の典拠 「三重の巨樹・古木」(注1) 樹種 イチョウ 樹高 15m(注2) 目通り幹囲 8.6m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 三重県多気郡多気町丹生(にう)(注3) 〃 3次メッシュコード 5136−53−79 〃 緯度・経度 北緯34度28分54.1秒 東経136度29分19.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2019年3月28日 注2)上記「三重の巨樹・古木」による。これは地際周囲。地上1.3mではもっと大きいことになる 注3)2006年1月1日、多気町に合併。旧行政区は多気郡勢和村 伊勢自動車道と紀勢自動車道が接続する勢和多気ジャンクションの北西約2.7km。大きく蛇行を繰り返す櫛田川の右岸に丹生の集落がある。 話は逸れるが「丹(に)」とは硫化水銀を含む鉱物のことで、朱色を示すことから、朱漆、朱墨の原料として珍重された。丹生の地名は、ここが「丹」の産地だったことと、採掘関係者でかなり賑わった時代があっただろうことを推測させる。 集落内に浄土真宗本願寺派上田山本楽寺がある。 その境内、本堂に向かって右手前に、一風変わった姿の大イチョウが立つ。 主幹と呼べるものはなく、複数の支幹が放射状に広がり、全体として何かを捧げているような姿だ。 上記「三重の巨樹・古木」は、この姿を人為によるとしている。 島根県の「浄善寺のイチョウ」のように、地際で複数幹に分かれるイチョウは他にもあるが、確かに、それらとも微妙に樹形が異なる。 多分、「三重の巨樹・古木」にあるとおりなのだろう。 |
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