ページタイトル:燧ヶ岳のゴヨウマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:燧ヶ岳のゴヨウマツ 名称 燧ヶ岳のゴヨウマツ (ひうちがたけのごようまつ)
名称の典拠 なし
樹種 ゴヨウマツ
樹高 不明
目通り幹囲 3.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県南会津郡檜枝岐村燧ヶ岳
 〃 3次メッシュコード 5539−32−83
 〃 緯度・経度 北緯36度59分17.6秒
           東経139度17分09.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年6月21日

注1)まったくの目分量。メジャーも持っていたのだが、道路の外側の傾斜がきつく、幹をひと回りできなかった





 この日の最終目的地であった檜枝岐のトチノキを見た後、国道352号経由で帰宅。「酷道」と酷評されることもある狭く険しい道だが、前に一度走破したことがあり、全線舗装されていることは知っていた。なにより、これ以外の道ではずいぶん遠回りになってしまうのが難点。それに、そもそも高速道路などより、こういう道の方が運転していて楽しい。(雨が強く降る日や、夜間には決して通りたくない道だが…)
 ただし、この区間は豪雪地のため、1年の半分ほどは通行止めになる。この日も、もうじき7月になろうというのに、まだ新潟県側の枝折峠(しおりとうげ)部分で積雪通行止めが継続中だったが、奥只見シルバーライン経由で通過できることは出発前に確かめておいた。
 御池の駐車場を過ぎ、対向車も途絶えて間もなく、路傍にゴヨウマツの巨木を発見。前に通った時にも見ていたはずだが、当時は巨木に関心が無く、まったく記憶にない。予定外の出会いに心躍る。
 出会いは嬉しかったが、さて、どう名付けようかという段で困った。目標となるものがないのである。
 国道352号のすぐ横に立つのだが、国道の名を冠するのは不適当と思われた。総延長332kmもある長距離国道の名を冠しても、いったい何処にあるのか想像できないからである。昔の街道名でもあればよいのだが、ここに道路が出来たのは昭和になってからのことだ。昔はここに街道など無かった。
 仕方なく標記のように名付けてみたのだが、これも紛らわしい。何故なら、この名前からは、尾瀬沼の北に聳える北日本随一の高峰燧ヶ岳(ひうちがたけ)山中を想像されるだろうからである。
 しかし、このゴヨウマツが立つのは燧ヶ岳(2356m)の北に聳える大杉岳(1922m)の南西斜面である。
 では、どうして「燧ヶ岳の…」としたのかというと、ゴヨウマツが立つ場所の地名(住所)が「燧ヶ岳」だからである。燧ヶ岳は全山が檜枝岐村地内にあるため、その辺りの地名も山の名からとったのだろう。
 紛らわしい名前で申し訳ないが、本文を読んでいただければ、登山せずとも出会えるゴヨウマツであることがお分かりいただけよう。
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