ページタイトル:檜枝岐鎮守の森のトチノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:檜枝岐鎮守の森のトチノキ


画像:檜枝岐鎮守の森のトチノキ_2
名称 檜枝岐鎮守の森のトチノキ
    (ひのえまたちんじゅのもりのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 31m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年(注1)
所在地の地名 福島県南会津郡檜枝岐村居平
 〃 3次メッシュコード 5539−43−21
 〃 緯度・経度 北緯37度01分18.7秒
           東経139度23分06.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年6月21日

注1)福島県公式ウェブサイト中「南会津地区の巨木を紹介します」による





 檜枝岐村は、福島県内で最も辺境の地と言っていいかも知れない。村内を貫く国道352号は、奥只見を経て新潟県魚沼市(旧湯之谷村)に通じているが、名にし負う豪雪地帯であるため、一年の半分ほどは通行不可。それにそもそも、そちら側には数十kmの間、殆ど家が無い。
 村の面積は390.46平方キロメートル。東京23区の62%程。人口は514人(Wikipediaによる。2021年9月1日推定値)。人口密度はなんと東京23区のおよそ1万2千分の一である。
 村の中心部居平(いだいら)に、駒形大明神と燧(ひうち)大権現の2柱が鎮守神として祀られている。それぞれ、集落北西に聳える駒ヶ岳(2133m)と、尾瀬ヶ原や尾瀬沼を見おろす燧ヶ岳(2356m)の神だ。(尾瀬の約半分は檜枝岐村に属する)
 神社の雰囲気が少し変わっている。境内平面を挟んで石垣上の社殿と向かい合うように、萱葺きの舞台が設置されている。村歌舞伎を奉納する際に、特等席から神様に見てもらうためだろう。ここでは人と神様の距離が近い。
 参道の途中には、土着信仰による「橋場のばんば」堂もある。日常から遊離して、異質の空間に紛れ込んだ感じがした。
 左図のトチノキはその神社境内、「疱瘡神」の扁額を掲げる社殿の後方。
 勾配の急な斜面に立っていて、低地側にかなり傾いている。そのため根張りが力強い。
 そこは神域とされているものか、残念ながら近づくことはできず、柵のこちらから眺めるだけ。
 環境省資料(1988年報告値)で幹囲450cmとされているトチノキである。遠目での目分量なので不正確だが、見た感じ、上記サイトのデータよりも環境省データの方が近いかも知れない。
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