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名称 ヒスイ峡のサワグルミ
(ひすいきょうのさわぐるみ)
名称の典拠 なし
樹種 サワグルミ
樹高 不明
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県糸魚川市小滝
〃 3次メッシュコード 5537−36−05
〃 緯度・経度 北緯36度55分34.1秒
東経137度49分10.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年8月21日
注1)2幹に分かれる前、高地側地表面から20cmほどの高さで幹囲を実測(左図の角度から見た時の「太さ」の感じに近いと思う)
岐阜県を流れる飛騨川(ひだがわ)が作った峡谷に「飛水峡(ひすいきょう)」があって紛らわしいが、標題の「ヒスイ峡」は「翡翠峡」の意。飛水峡は渓谷美が売り物だが、こちらは宝石として知られるヒスイ原石が多く見られることが売り。
小滝川ヒスイ峡は、日本で初めて世界ジオパークに認定された「糸魚川ジオパーク」のジオサイトの一つ。学習コースも設置されている。(ここは「小滝川硬玉産地」の名称で国の天然記念物指定も受けている。従って、たとえヒスイ以外の小石1個であっても、小滝川の石を持ち帰ると罰せられる可能性があるので注意)
高浪の池を訪ねた後、同じ道を帰るのも能が無いので、小滝川沿いの道を選んだ。そしてついでに、今まで行ったことがなかった上流方面にも行ってみることにした。
地図で見ると、この道は9kmほど上流にある長栂(ながとが)発電所まで続いているようだが、一般車は恐らく通行できないだろう。しかし、明星山(みょうじょうさん)登山口の吊橋近くまでは行けるはずだと思ったのである。
これが正解。その道を走らなければ、このサワグルミの存在も知らないままだった。
サワグルミは吊橋の100mほど手前、道路と川の間。
双幹のサワグルミで、根元はしっかり一体化しているのだが、合体木の可能性もある。
見る向きによって、2本が並んでいるように見えたり、全体で一つの樹形を作っているように見えたりする。
単幹の巨木には劣るものの、多数幹の株立ちにはない力強さがある。
このサワグルミに会えたことで、個人的には十分満足。 |
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