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名称 比曽のムクノキ (ひそのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.7m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 奈良県吉野郡大淀町比曽
〃 3次メッシュコード 5135−46−86
〃 緯度・経度 北緯34度24分23.3秒
東経135度49分52.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月28日
注1)環境省巨樹データベース(2022年計測)による
吉野川右岸を走る国道169号の比曽口交差点から県道222号(今木出口線)を高取山(たかとりやま、584m)に向かって北上する。
1.5kmちょっとで上比曽交差点があり、そこを直進すると曹洞宗霊鷲山世尊寺(せそんじ)に突き当たる。
世尊寺境内は、聖徳太子創建と伝える比曽寺(比蘇寺)の跡地で、「比曽寺跡」(ひそでらあと)の名称で国指定史跡。平安時代には東西2基の三重塔を持つ大寺だったようだ。(西塔は戦乱で焼失。東塔は移築され、滋賀県大津市の園城寺(おんじょうじ。通称三井寺(みいでら))に現存する)(世尊寺境内の案内板を参考)
世尊寺に寄り道してしまったが、ムクノキはもう少し先。
境内の西を迂回してさらに山に向かうと、300mほどでY寺路があって、そこにムクノキが立つ。
上部を失い、幹の太さに比べて樹冠がコンパクトだが、残った幹は力強い。左図からもお感じいただけるのではないだろうか。
世尊寺の先には道が少なく、また周囲に視界を遮る物がないので見つけるのは容易である。
かつてはここも比曽寺の土地だった可能性が大きいが、その時代までムクノキの樹齢を遡るのは難しいだろう。
今はこの地区の人たちが共同で管理しておられるようだ。 |
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