ページタイトル:日笠のムクノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:日笠のムクノキ(幹と並ぶ) 名称 日笠のムクノキ (ひかさのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 岡山県和気郡和気町日笠下(下山崎)
 〃 3次メッシュコード 5234−11−93
 〃 緯度・経度 北緯34度50分10.5秒
           東経134度09分40.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 JR山陽本線和気(わけ)駅の北方5kmほどのところに、天神山(てんじんやま、409m。通称佐伯天神山)、明神山(みょうじんやま? 352m)、神ノ上山(こうのうえやま、370m)に囲まれた小盆地があり、盆地の中央を日笠川が南北に流れる。
 ムクノキが立つ下山崎(しもやまさき)は日笠川左岸。集落内にある日笠下集会所の前がムクノキの居場所。
 3本の合体木である可能性があり、幹断面はやや扁平。大きな樹冠を戴き、なかなか存在感のあるムクノキである。
 根元付近の内部には空洞があり、根の傷みも目立つ。失った大枝の痕が洞(うろ)になっていたりもするが、これだけの巨木になれば珍しいことでもない。
 むしろ、周囲をコンクリートとアスファルトに囲まれながら、良好な樹勢を維持していることに驚く。細い枝を数多く伸ばし、径10cmほどの若枝も見られる。
 しかし、ムクノキにとって、この状況が望ましいわけではない。いつまでこの樹勢を保ち続けられるものか心配ではある。
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