|
|
|
名称 日暮の一本杉 (ひぐらしのいっぽんすぎ)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 スギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 秋田県大仙市協和上淀川字日暮(注3)
〃 3次メッシュコード 5940−32−03
〃 緯度・経度 北緯39度35分21.5秒
東経140度17分19.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年8月9日
注1)1991年に旧環境庁が刊行
注2)上記「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2005年3月22日、1市6町1村が合併して大仙市誕生。旧行政区は仙北郡協和町
秋田自動車道を仙台方面に向かって走るとき、協和インターチェンジを過ぎたあたりで、前方高台に大きく枝を広げた大杉の独立木が見えてくる。それがこの大杉である。
ウラスギの仲間と思われ、側枝が大きく発達して半球形の樹形を作っている。
ご覧のように、これでは建築用材に向かない。
スギと言えば円錐形の樹形を思い浮かべるが、あれは林業用に改良されたスギの姿なのであって、こんな樹形をつくるスギもあるのだ。
スギの根元に「第三十五景一本杉」と記した標柱が設置されている。
合併前の旧協和町が「青少年ふるさと特選史跡・名勝五十景探索事業」なるものを実施した。若者に対し、自分の住む土地にもっと愛着をもってもらいたいとの趣旨だろう。そのなかでこのスギが第35景として選ばれた。
とはいえ、生まれ故郷を離れて都会に出て行かざるを得ない若者たちも多いだろうと思われる。
若者の心に、このスギはしっかり根付いただろうか。 |
|