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名称 東金砂神社のモチノキ (ひがしかなさじんじゃのもちのき) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 モチノキ 樹高 8m(注2) 目通り幹囲 3.4m(注2) 推定樹齢 500年以上(注3) 所在地の地名 茨城県常陸太田市天下野町(けがのちょう)(注4) 〃 3次メッシュコード 5540−04−00 〃 緯度・経度 北緯36度40分40秒 東経140度29分49秒 茨城県指定天然記念物(1972年12月18日指定) 撮影年月日 2013年11月6日 注2)環境省巨樹データベース(2010年調査)による 注3)現地の案内板(1990年3月に旧水府村教育委員会が設置)による 注4)注4)2004年12月1日、常陸太田市に合併。旧行政区は久慈郡水府村 東金砂山(494m)の山頂直下に、東金砂神社が鎮座する。西金砂山頂の西金砂神社と、山田川の谷を挟んで向かい合うような位置にあたる。両神社間の距離は約5km。 東西二つの金砂神社は、同じ創立縁起を伝えている。祭神も同じ。もとをたどれば、一つだったのだろうか。 「金砂」の名に、当地で砂鉄が採れたのかとも思っていたのだが、「金砂両山大権現大縁起」に、役小角が富士山頂から四方を見ると、この山が金色に輝くのが見えた。不思議に思い、飛来してみると、諸仏が居並び、その発する光明に照らされた砂が金色となった。それが金砂山の由来だ、というような内容が記されているらしい。 現在、両神社とも、すぐ近くまで道路が出来ていて、自動車で簡単に参拝できるのが有り難い。 西金砂神社に立つ県指定天然記念物のサワラとイチョウが有名だが、東金砂神社の方にも、県指定のモチノキがある。 モチノキは、社務所下の駐車場から見える。いくらも歩かなくてよいのだが、驚くような大きさではないものの、境内には他にもカヤやサワラ、イチョウ、モミ、スギなど巨木が散見される。楼門経由で、散策を楽しみながら訪ねることにした。(石段は結構急峻だったが) モチノキは途中で複数幹に分岐していて、そのあたりの形がちょっと変わっているように見える。素直に分岐したというわけでもなさそうだ。上部の枝分かれ部分でも、同じような印象。ここまで大きくなるには、人の知らない苦労があったのだろう。 幸い、樹勢は良さそうに思われる。 |
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