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名称 吐山の左巻榧 (はやまのひだりまきがや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 奈良県奈良市都祁吐山町(つげはやまちょう)(注3)
〃 3次メッシュコード 5135−67−87
〃 緯度・経度 北緯34度34分23.0秒
東経135度57分39.0秒
奈良県指定天然記念物(1953年3月23日指定)
撮影年月日 2023年7月26日
注1)1994年1月に奈良県教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ。案内板では「榧」の部分に「かや」とルビが振られているが、天然記念物指定名称としては上記のように濁って読むのが正しい
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2005年4月1日、奈良市に編入合併。旧行政区は山辺郡都祁村
国道25号(名阪国道)針インターチェンジで国道369号に乗り換えて南下。(国道370号との重複区間)
4kmほど走って小さな峠を越え、笠間川(かさまがわ)の谷に入って約1km。右手山裾にカヤの大きな樹冠が見えてくる。それが奈良県指定天然記念物「吐山の左巻榧」だ。(脇見運転注意)
私有地のカヤだが、道路のすぐ横に立っていて、道路からの見学は自由。
立ち上がって間もなく複数幹が放射状に広がっている。大カヤでときどき見かける姿だ。
そのため、幹を一本ずつ見れば大して太くない。巨木感を期待して訪ねる向きには少々物足りなさを感じるかも知れないが、根元よりも目の高さ、そしてその上ではさらに大きく広がっていて、全体のボリューム感はなかなかのもの。
なお、樹名のヒダリマキガヤはカヤの変種の一つで、平凡社「日本の野生植物 木本T」の説明では『葉が長く、種子がより大型で、仮種皮の表面に種子にある縦線が現れる』特徴を持つようだ。
樹形を見る限りでは、普通のカヤと違いは無いように思われる。 |
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