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画像:畑木(幹と並ぶ)

画像:畑木と田木
手前が「畑木」。右奥に見えるのが「田木」
名称 畑木(はたぎ)
名称の典拠 現地での呼称
樹種 ケヤキ
樹高 21m(注1)
目通り幹囲 11.9m(注1)
推定樹齢 約1000年(注2)
所在地の地名 山梨県北杜市須玉町江草字根小屋(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5338−53−67
 〃 緯度・経度 北緯35度49分12.1秒
           東経138度27分48.0秒
国指定天然記念物(1958年5月15日指定)(注3)(注4)
撮影年月日 2003年2月28日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)1982年1月3日に山梨県教育委員会と須玉町教育委員会が連名で設置した案内板による
注3)平成16年(2004)11月1日、北巨摩郡の7町村が合併して北杜市誕生。旧行政区は北巨摩郡須玉町
注4)天然記念物指定名称は田木とセットで「根小屋神社の大ケヤキ」





 根小屋(ねごや)は釜無川の支流、塩川を遡った谷間の小さな集落。
 集落も神社も小さいが、境内に立つ2本のケヤキは全国有数の巨樹だ。渡辺典博著(山と渓谷社)「巨樹・巨木」ランキングでは、それぞれケヤキの部の4位と10位に挙げられている。
 社殿に向かって右手が畑木、左手が田木と呼ばれている。畑木の方が芽吹きが早い年は畑作物が、田木の方が芽吹きの早い年は米が豊作だと伝承されている。
 塩川の橋を渡って下流側から訪れると、道の正面に畑木の姿が見える。頂部が欠損しているので、第一印象はまるでバオバブ。(葉を付けているときには違った印象を受けるのかも知れないが)
 内部は空洞で、あちらこちらを金属板で保護され、満身創痍の姿である。しかしそれでもしっかり若い枝を伸ばしている。生命力とはすばらしいものだ。
 
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