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名称 長谷寺のムクノキ (はせでらのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 不明
目通り幹囲 5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 奈良県桜井市初瀬(はせ)
〃 3次メッシュコード 5135−67−32
〃 緯度・経度 北緯34度32分05.9秒
東経135度54分28.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年5月19日
注1)まったくの目分量(巨樹測定要項に定められている測定点近くに立つことが出来ないため、あまり正確ではない。ちょっとおまけ気味かも知れない)
今回の奈良県探訪では真言宗の二つの名刹、女人高野室生寺と豊山派総本山長谷寺を訪ねることができた。
いずれも1200年以上の長い歴史を持ち、伽藍が整って多くの文化財を有する。現在に至っても多くの参詣者を集めている点も同じ。地理的な距離も、両寺は直線距離で12kmほどしか離れていないのだが、しかし受ける印象は少し異なる。室生寺からは深山の森の寺という印象を受けるのに対し、長谷寺は花の寺という感じ。有名な牡丹をはじめ、事実多くの花を見ることができるが、現実的な花以外にも、寺の雰囲気にどことなく華やいだところがあるように思う。都からの距離の違いだろうか。
長谷寺もかつては多くの巨木に囲まれていたと思うが、一時期にそのほぼ全てが伐採されたのではないだろうか(長谷寺に伝わる天狗杉伝説が大伐採の事実を変形して伝えているように思う)。今の長谷寺に巨木を期待するのはちょっと無理だ。環境省巨樹データベースにも長谷寺からは1本も登録されていない。
だから、純粋に参詣だけのつもりで訪ねたのだが、そうは言ってもやはり木々に目が行く。
そして見つけたのが左図のムクノキ。急斜面の上部で必死に踏ん張って立っている。なかなかの姿だ。予期せぬ出会いが嬉しい。(多分これが長谷寺の最大木だろう)
幹の近くまで行きたいのだが、参拝者に許された動線から外れているため、下から眺めるだけで我慢する。
駐車場から仁王門前の入山受付所に向かう途中、宗宝蔵の東に立っている。 |
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