ページタイトル:若一王子宮の孕杉 当サイトのシンボル

画像:若一王子宮の孕杉(幹と並ぶ)

画像:若一王子宮の孕杉
名称 若一王子宮の孕杉
    (にゃくいちおうじぐうのはらみすぎ)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 高知県長岡郡本山町寺家
 〃 3次メッシュコード 5033−54−05
 〃 緯度・経度 北緯33度45分18秒
           東経133度33分54秒
本山町指定天然記念物(1972年2月、若一王子宮の社叢を一括指定)
撮影年月日 2010年7月26日

注1)1991年に旧環境庁が刊行
注2)その環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 「孕杉(はらみすぎ)」とは「妊娠しているスギ」の意味。
 地上3mほどの高さに大きな出っ張りがあり、これが赤ちゃんのいる腹(おなか)。写真の角度ではわかりにくいが、参道側から見ると、重い腹とバランスを保つため、上半身を少し後ろに反り気味にして立つ妊婦さんの姿に似ている。
 このスギに祈願すると、子授け・安産に御利益(ごりやく)があると言われているようだ。
 若一王子宮の主参道脇に立っている。
 若一王子宮の祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)、伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)の3柱。社伝によれば、久安5年(1149)、紀州熊野有馬村から勧請されたことに始まるという。長らく長徳寺の鎮守であり、在家役免状や寄進状には「長徳寺并(ならびに)王子殿」の記述が見えるらしい。(現在、長徳寺はない)
 境内は広いのだが、駐車場に向かう道は狭く、最初は見落としてしまった。県道264号(坂瀬吉野線)脇に出ている案内に従うと、長い主参道の先に設けられた駐車場に出る。
 若一王子宮の社叢は、大原富枝著「鎮守のほとり」や「白鮠(しらはえ)」に登場するそうだ。
 
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