ページタイトル:愛宕神社の大かつら 当サイトのシンボルマーク

画像:愛宕神社の大かつら 名称 愛宕神社の大かつら
    (あたごじんじゃのおおかつら)
名称の典拠 「秋田の巨樹・古木」(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2) 今はずっと低い
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 秋田県鹿角市花輪字級ノ木(しなのき)
 〃 3次メッシュコード 6040−26−96
 〃 緯度・経度 北緯40度14分52.9秒
           東経140度49分19.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月14日

注1)2008年7月に秋田県緑化推進委員会が刊行
注2)上記「秋田の巨樹・古木」による





 秋田県果樹試験場の南東600mほどに級ノ木集落がある。愛宕神社が鎮座するのは集落の中ほど、集落を東西に貫く市道に参道を開いている。
 参道に沿って2本のカツラ巨木が立ち、左図は奥の方。手前のは幹囲4m台。立ち位置から見て、自生でなく人の手で植えられたと思われる。
 秋田県神社庁の神社紹介ウェブページによると、正徳2年(1712)、当地級ノ木を開拓した祖先が、五穀豊穣を祈って建立したと伝承されているらしい。とすると、「秋田の巨樹・古木」が推測するように、創建から間もない頃に植えられた可能性が大きい。
 カツラはきれいな水を好む樹木である。流れに根を洗われても平気だが、乾燥地は苦手なようだ。
 愛宕神社の鎮座地は冷水川扇状地の扇端部にあたる。豊富な地下水がカツラをここまで大きく育ててくれたのだろう。
 2本とも高さ10mほどで頂部が切られている。いずれも蘖(ひこばえ)はたくさん出ているのだが、樹勢が衰えてきたのだろうか。
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