ページタイトル:八海神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:八海神社のスギ(鳥居の近く)
 ↑鳥居近くのスギ ↓玉垣中のスギ
画像:八海神社のスギ(玉垣のスギ)
名称 八海神社のスギ (はっかいじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 新潟県南魚沼市山口(注2)
 〃 3次メッシュコード 5538−57−18
 〃 緯度・経度 北緯37度06分04.2秒
           東経138度58分25.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年7月30日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2004年11月1日、大和町・六日町の2町が合併して南魚沼市誕生。旧行政区は南魚沼郡六日町





 南魚沼市に聳える駒ヶ岳(越後駒ヶ岳または魚沼駒ヶ岳、2003m)、中ノ岳(2085m)、八海山の三つの山を魚沼三山という。越後三山という人もある。(このうち駒ヶ岳は日本百名山、ほかの2座はともに日本二百名山に選ばれている)
 そのなかで八海山については少々ややこしい。五龍岳から池ノ峰に至る尾根続きの山々を総称して八海山と呼ぶこともあれば、そのなかの大日岳(1720m)のことを八海山と呼ぶこともあるからだ。連峰の最高峰は入道岳(1778m)なので、そのどちらを八海山の標高とすべきか迷うところである。
 大日、入道、薬師などの名前がつけられていることから想像できるように、八海山は古くから信仰の山だったようだ。主に真言系の修験者が登ったらしい。
 その後、一時衰退したが、木曽御岳王滝口からの登山道を開いた木食行者普覚が、当地大崎出身の泰賢とともに、山口から屏風道の登山道を開いて、八海山の中興開山となった。以来、御嶽講の人々も多く訪れるようになり、現在、道路沿いに霊神碑が多く見られる。(平凡社「新潟県の地名」を参考)
 八海山ロープウェイ山麓駅に至る県道214号(城内焼野線)から北に300mほど離れて、八海神社が鎮座する。神社の先は、ハライ川に向かって急勾配で落ちている。
 拝殿前の広場に大杉が2株立っている。
 上図は鳥居の近くに立つスギ。隣接する2本が合体したように思われる。注連縄をつけている。(上記のサイズや位置データはこのスギのもの)
 下図は拝殿に向かって左手のスギ。こちらは注連縄をつけない代わりに、玉垣に囲まれている。
 いずれも神木として扱われているのだろうと思われる。
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