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画像:爺杉

画像:爺杉と五重塔
 五重塔(国宝)と大杉
名称 爺杉 (じじすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.2m(注2)
推定樹齢 1000年以上(注3)
所在地の地名 山形県鶴岡市羽黒町手向(とうげ)(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5839−07−47
 
〃 緯度・経度 北緯38度42分19秒
           東経139度58分00秒
国指定天然記念物(1951年6月9日指定)
撮影年月日 2005年8月25日

注1)出羽三山神社が設置(設置年月不詳)。ただし、国の天然記念物指定名称は「羽黒山の爺スギ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記の案内板による
注4)2005年10月1日、鶴岡市に合併。旧行政区は東田川郡羽黒町





 羽黒山参道、五重塔の近くに立っている。
 講談社「日本の天然記念物」に、面白い話が紹介されている。
 古くは、この近くに「婆杉」もあった。いずれ劣らぬ巨木だったが、明治35年(1902)の暴風で、太い方のスギが倒れてしまった。
 ところが、どちらが「爺」で、どちらが「婆」かとなると、人によって意見が様々で、すっかり困ってしまった。
 議論を重ねてもまとまらず、結局、「爺」「婆」の呼称はやめて、残った方を「親杉」と称することで決着した。
 それなのに、どういうわけか、指定の際は「爺スギ」で登録されてしまったのである。
 「沢尻のヒノキ」の例もあるように、いったん登録された名は容易に変えられないものらしい。
 名前は名前。厳然たる存在の前には、些細なことなのだろうが、凡そヒトたるもの、大杉に笑われないようにしたいものだ。
 
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