ページタイトル:羽出の大栩 当サイトのシンボル

画像:羽出の大栩

画像:羽出の大栩(全景)(幹と並ぶ)
名称 羽出の大栩 (はでのおおとち)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 トチノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町羽出西谷(注4)
 〃 3次メッシュコード 5233−66−77
 〃 緯度・経度 北緯35度13分56.2秒
           東経133度50分22.9秒
奥津町指定天然記念物(1985年7月8日指定)
撮影年月日 2010年8月21日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年3月1日、苫田郡内の2町2村が合併して新「鏡野町」誕生。旧行政区は苫田郡奥津町





 国道179号の大釣トンネル付近から、吉井川の支流、羽出西谷川に沿って西北西に向かう。谷奥の若曽集落で、北から流れ込む若曽川左岸を200mほど進むと、道路脇にトチノキが立っている。
 地上3m弱で2幹に分かれている。その一方は分岐のすぐ先で幹を失い、もう一方も2mほど伸びたところで幹と殆どの大枝を失っている。痛々しい姿だ。
 20年ほど前までは、もっとずっと立派な姿をしていたようだ。案内板によれば、平成3年(1991)の台風19号で折れてしまったのだという。(この台風は、九州各地でも大きな風倒被害をもたらした。国指定天然記念物である宇佐八幡のイチイガシ林に壊滅的な打撃を与えたのも、この台風である)
 その頃すでに、トチノキの内部では空洞化が進んでいたのだろう。
 少々みすぼらしい姿になってしまったが、岡山県内では貴重なトチノキ巨木である。
 
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