ページタイトル:八人塚の一本杉 当サイトのシンボルマーク

画像:八人塚の一本杉 名称 八人塚の一本杉
    (はちにんづかのいっぽんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 宮崎県小林市須木鳥田町堂屋敷(注3)
 〃 3次メッシュコード 4831−10−63
 〃 緯度・経度 北緯32度08分14.3秒
           東経131度02分30.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月22日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2006年3月20日、小林市に合併。旧行政区は西諸県郡須木村(すきそん)





 綾南(あやみなみ)ダムが作った小野湖の北西で国道265号と別れ、本庄川(ほんじょうがわ)の谷を熊本県多良木町に向かって北上する。
 この道は県道143号(中河間多良木線)で、少なくとも一本杉までの区間は走りやすい舗装道路なのだが、交通量も少なく、人家も疎らだ。遠い昔はさらに人影の少ない、寂しい道だったのだろう。
 14世紀、南北朝の頃。南朝方の肝付兼重(きもつきかねしげ)が畠山軍によって高城から追われ、須木城に立て籠もった。その後も戦況は芳しからず、兼重は米良(めら)の菊池氏に援軍を求めることにした。
 主君の命(めい)を帯びた8人の若武者がこの道を辿り、米良に向かった。なんとかこの地まで来ることができたのだが、ついに追っ手に囲まれ、ことごとく敢えない最期を遂げた。
 哀れに思った里人は、8人の亡骸を丁重に埋葬し、傍らに杉の木を植えた。それがこのスギである。
 そんな伝承があるようだ。(案内板より)
 県道のすぐ横。本庄川の水面近くに立っている。
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