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名称 五城目神明社のケヤキ
(ごじょうめしんめいしゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 36m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 秋田県南秋田郡五城目町神明前
〃 3次メッシュコード 5940−70−39
〃 緯度・経度 北緯39度56分54.2秒
東経140度06分56.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年5月15日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)地表面から1.3mの高さで実測
五城目神明社が鎮座するのは森山(326m)南麓。町役場からは北東に約600m、市街地の神社である。(神明社が正式名だが、地元では五城目神明社と呼ばれているようだ)
案内板には、『元徳年間(1330頃)修験日桂山泉蔵院の創祀と伝えられるが、詳細は不明』とある。何度も火災に遭ったそうだから、古記録が失われてしまったのだろう。
神明社の祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)。伊勢神宮(内宮)と同じであることから「お伊勢堂」と呼ばれ、近世を通じて鎮守としてこの土地の人々から崇敬されていたという。本殿と拝殿は町指定文化財。
入口に立つこのケヤキをはじめ、スギやイチョウなど、境内には巨木が多く見られる(イチョウは町指定天然記念物)。このケヤキの他に幹囲が5mを超える個体は見当たらないが、なかなか立派な社叢である。
平成になって、この鎮守の森を守るための整備事業が行われたようだ。事業に賛同された寄進者名簿には、とても多くの名前があった。地域で大切にされている神社であり、森なのだろう。
そのお陰もあってか、境内の木々はみな元気がよさそうだ。
皆が力を合わせて社殿を改築する例は各地によくあるが、森を守るための事業は珍しい。
五城目神明社では、鎮守の森そのものとともに、鎮守の森を守ろうという思いも一緒に次代に引き継がれていくことだろうと思われる。 |
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