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名称 祇劫寺のコウヤマキ (ぎこうじのこうやまき)
名称の典拠 「日本の天然記念物」(注1)
樹種 コウヤマキ
樹高 29m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 宮城県大崎市田尻大貫字宿上屋敷(注3)
〃 3次メッシュコード 5741−70−19
〃 緯度・経度 北緯38度35分47.8秒
東経141度07分00.6秒
国指定天然記念物(1976年7月26日指定)
撮影年月日 2008年8月26日
注1)1995年3月、講談社が編集・刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2006年3月31日、1市6町が合併して大崎市誕生。旧行政区は遠田郡田尻町
コウヤマキの自生の北限は新潟〜福島とされているらしい。とすれば、このコウヤマキは人の手で植えられたものである。
それは、立っている場所からも想像できる。多分、祇劫寺の裏手にある日本庭園の築山を飾る樹木として植えられたのであろう。
立ち上がって間もなく2幹に分かれ、競うように伸びている。いずれも互いにそれほど離れようとせず、上方を目指しているため、2幹に分かれているとはいえ、全体にほっそりした姿だ。
庭園木ではあったが、剪定されることもなかったようで、折損枝があまり見あたらない。強風などの自然現象から大きな損傷を受けることもなかったようだ。
ただし、ここまで背が高くなると、今度は落雷が心配だ。近年、傍らに避雷針が設置された。美観を損ねることになってしまったが、コウヤマキの美しい樹形を守るためとあらば致し方ない。 |
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