ページタイトル:願成就寺のモクセイ 当サイトのシンボル

画像:願成就寺のモクセイ_1


画像:願成就寺のモクセイ_2
名称 願成就寺のモクセイ
    (がんじょうじゅじのもくせい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ウスギモクセイ
樹高 7m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2) 実際はもっと細い
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 宮崎県日南市今町1丁目
 〃 3次メッシュコード 4731−32−59
 〃 緯度・経度 北緯31度37分49秒
           東経131度21分35秒
日南市指定天然記念物(1983年10月1日指定)
撮影年月日 2012年8月4日

注1)日南市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)鉱脈社刊「ひむかの巨樹マップ」による
注3)上記案内板による





 ウスギモクセイはギンモクセイの変種。(いやもっと近く、品種とすべきだとする説もあり) 名前の通り、黄色い花を付ける。ただし、キンモクセイのように強い芳香を放つことはない。
 雨がびしょびしょ降る日に訪ねた。厚い黒雲の下、傘を片手の危うい撮影にも何とか写ったのは、私の技術ではない。デジカメの威力である。ありがたいものだ。
 願成就寺は真言宗智山派の古刹。寺号にあやかりたいと、受験生が参拝することもあるようだ。
 案内板によれば、飫肥藩創設とともに、城の北東(=鬼門の方角)高台に開山されたが、元禄(1688〜1704)の飫肥城大改築に伴って現在地に移転したようだ。移転時に積み上げられた石垣は、現在、市の文化財。
 ウスギモクセイも、そのときに植えられたと考えられている。
 本堂に向かって右手奥に立つ。四国八十八ヶ所になぞらえた、数字のついた踏み石を伝って行くと、ウスギモクセイの所に出る。
 300年余を経たにしては、すばらしく樹勢が良い。
 着生するオオタニワタリが、この木に与えられた勲章のように思われた。
 
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