ページタイトル:二和の大桜 当サイトのシンボルマーク

画像:二和の大桜(幹と並ぶ)

名称 二和の大桜 (ふたわのおおざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カスミサクラ(注2)
樹高 26m(注3)
目通り幹囲 4.6m(注4)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 新潟県長岡市大積三島谷町
 〃 3次メッシュコード 5638−15−57
 〃 緯度・経度 北緯37度27分45秒
           東経138度42分37秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年4月17日(左写真)
        2019年4月23日(少し大きめの画像)

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)種名の表記は平凡社「日本の野生植物 木本」による。ただし、一般的にはカスミクラとされることが多いようだ
注3)上記案内板による
注4)高地側の地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 以前、新潟県長岡市にお住まいのAさんからこの桜を教えていただき、是非とも満開の時に訪ねたいと機会を窺っていた。
 夜桜で有名な上越市高田公園のソメイヨシノが花吹雪盛んな頃、「そろそろ咲き始めたかな?」と偵察を兼ねて1回目の訪問。しかし、まだ蕾が固かった。(左図)
 それから10日後を狙うつもりだったのだが、天気予報は思わしくない。予定より早く、6日後に再訪。今度はおよそ五分咲き。満開ではなかったが、晴天下でカスミサクラの花を見られただけでよしとする。
 山中の桜で、途中の案内等まったく無いが、歩きやすい尾根道のすぐ脇に立っているので、この道さえ見つけられれば、迷うことはないと思う。
 上記案内板によると、この山道はかつての街道で、県道23号(柏崎高浜堀之内線)が開通する前は、村人や行商人が多く行き交ったという。それから時を経て、今はもう普通の山道である。(地理院地図には徒歩道として描かれている)
 1回目は下から、2回目は上からと、それぞれ反対側から山道を辿ってみた。その結果、お勧めは上から。つまり三島丘陵の稜線を走る林道(全線舗装されている)から下るルートである。このルートだと、入口を見つけられれば、あとは一本道。(尾根から大きく逸れないよう注意)
 ところで、カスミサクラは認知率が低いようで、環境省巨樹データベースへの登録本数は少ない。
 それらと比較して、大きさの点で上位に位置するだけでなく、この桜は、若々しく元気が良い上に、樹形も美しい。
 日本有数のカスミサクラ巨木の1本としてよいのでなかろうか。
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