ページタイトル:二上杉 当サイトのシンボル

画像:二上杉(全景)

画像:二上杉(幹と並ぶ)
名称 二上杉 (ふたかみすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 岡山県久米郡美咲町両山寺(注4)
 〃 3次メッシュコード 5233−37−62
 〃 緯度・経度 北緯34度58分25.1秒
           東経133度53分51.4秒
岡山県指定天然記念物(2005年3月11日指定)
撮影年月日 2010年8月22日


注1)読み方については未確認(違っているかも知れない)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)現地の案内板(設置者名・設置年月とも不詳)
注4)2005年3月22日、久米郡内3町が合併して美咲町誕生。旧行政区は久米郡中央町





 津山市の最南部が、美咲町との境界をなす大崩山(643m)である。二上山(689m)は、大崩山から稜線を南に800mほど辿ったところに聳える双耳峰。
 二上山の名は各地に見られ、「ふたがみやま」とか「ふたがみさん」と呼ばれることが多いが、ここでは濁らずに「ふたかみさん」と読むらしい。
 東側のピークの南、標高600m地点に、高野山真言宗準別格本山である二上山両山寺がある。山号はもちろん、寺号の「両山」も二上山に因んで名付けられたと思われる。
 両山寺は、和銅7年(714)に越の大徳泰澄法師が開いたと伝えられている。二峰の並立する山容が金剛界・胎蔵界の両部を具現しているように思えたことが、開山につながったとされている。
 かつては七堂伽藍を備え、二十余坊を有する大寺だったというが、今日では本坊一つが残るのみとなった。
 本堂の右手前に立つ大杉がすばらしい。
 ウラスギ(アシウスギ)の仲間と思われ、主幹が地上5mほどの高さまで伸びたあと、多数の太い支幹を立ち上がらせている。
 樹勢も良好。どの枝も密に葉をつけている。
 はるばる訪ねるだけの価値がある大杉である。
 
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