ページタイトル:船坂愛宕大権現のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:船坂愛宕大権現のスギ(幹と並ぶ) 名称 船坂愛宕大権現のスギ
    (ふなざかあたごだいごんげんのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県十日町市己(き)(船坂)
 〃 3次メッシュコード 5538−46−72
 〃 緯度・経度 北緯37度03分54.5秒
           東経138度46分37.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年9月15日

注1)「新潟の大杉と天然杉」による





 信濃川の支流羽根川(はねがわ)の谷沿いに、昔の六箇村(ろっかむら)を構成していた集落が連なる。
 集落を結ぶ道は、栃窪峠(とちくぼとうげ)で魚沼丘陵の稜線を越え、塩沢に通じている。江戸時代には脇街道の一つだったようで、今は県道82号(十日町塩沢線)となっている。
 船坂は、谷から少し南の高台に上り、かつての伊達村(だてむら)に至る途中の集落である。
 船坂には、「鎮守さま」と呼ばれる十二社のほかに、この大杉が立つ「愛宕さま」と呼ばれる神社があるのだが、「愛宕さん」の方は新潟県神社庁の神社一覧表に該当する名前がない。そのため、大杉をどう呼ぶべきか迷ったが、社殿内部を覗いたら、宮殿に安置された地蔵菩薩と「愛宕大権現」の額が見えたので、標記のように名付けさせてもらった。(愛宕権現の本地仏は勝軍地蔵である)
 大杉は、社殿の隣。
 ウラスギの仲間のようで、丸みを帯びた樹冠を戴いている。とても枝数が多く、しかもそれらの殆どが健全で、いくつかの枝はかなりの太さになっている。堂々たる姿だ。
 豪雪地に立つ独立木の大杉である。
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