ページタイトル:福島の大欅 当サイトのシンボル

画像:福島の大欅(全景)(幹と並ぶ) 名称 福島の大欅 (ふくしまのおおけやき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 400〜500年(注3)
所在地の地名 新潟県長岡市福島町
 〃 3次メッシュコード 5638−17−70
 〃 緯度・経度 北緯37度29分03.4秒
           東経138度52分47.2秒
長岡市指定天然記念物(1990年2月1日指定)
撮影年月日 2013年9月28日

注1)長岡市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)新潟県立生涯学習センターの「ラ・ラ・ネット」による





 長岡市北部、国道8号の東に福島町の集落があり、集落の西端近く、国道から200mほどの位置に、このケヤキが立っている。
 ケヤキ自体は個人の所有物のようだが、自由に見学させていただけそうだ。(マナーはしっかり守ろう)
 ケヤキのすぐ隣に、貞心尼(ていしんに、1798〜1872)の草庵跡がある。
 貞心尼は、長岡藩士奥村五兵衛の娘。17歳で医師関長温に嫁いだが離別。23歳で剃髪、仏門に入った。30歳から44歳までの期間をここで過ごす。当時としては長命で、74歳まで生きた。没年は明治5年(1872)。良寛和尚との交流(師弟関係)が有名で、良寛没後はその遺詠や相聞歌を「はちす(蓮)の露」にまとめている。
 歌をよくした人だといい、草庵に「朝げたくほどは夜のまにふきよするおち葉や風のなさけなるらむ」の歌碑があった。良寛の「焚くほどは風がもてくる落葉かな」の句が下敷きにあったと思われる。(もっとも、その前に一茶の「焚くほどは風がくれたる落ち葉かな」があるので、良寛のオリジナルというわけでないようだが)
 歌碑にある「ふきよするおち葉」を提供したのはこのケヤキのような気がするのだが、真実は如何。
 
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