ページタイトル:深野のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:深野のスギ 名称 深野のスギ (ふかののすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 奈良県宇陀市室生深野
 〃 3次メッシュコード 5136−70−13
 〃 緯度・経度 北緯34度35分46.6秒
           東経136度02分43.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月28日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による





 県道242号(上笠間三本松停車場線)から室生深野に向かって行くと、突然視界が開け、棚田が広がる風景と小さいながらもこんもりと繁る森が見えた。
 さらに道なりに進んで行くと、森がだんだん近づき、丹塗りの神明神社の前に出る。(駐車場あり)
 左図のスギはその森の一員。
 神明神社の背後に立っているので、最初は「深野神明神社のスギ」と名付けるつもりだった。しかし、いざ訪ねてみると、もしかして違うかも知れないと思えてきた。
 森の中には名号塔や石仏など仏教関係の石造物が集められた一角があることに加え、神明神社の隣に長楽寺というお寺があるからである。
 ならば、ここは長楽寺境内かというと、それも自信が無い。石塔に刻まれている文字は「南無阿弥陀佛」「南無青面金剛」「法界萬霊」とさまざま。特定の宗派のものではなく、修験系のものもありそうだ。石像は風化が進んで像容がわからないが、地蔵菩薩が大半。双体道祖神らしき像もある。古いお墓も含まれているようだ。要するに各所に散らばっていた石造物をここに集めただけなのではないだろうか。ならば、お寺でも神社でも構わないわけだ。
 そんなわけで、無難なところで地名を冠して呼ぶことにした。
 大杉はいわゆるオモテスギのタイプ。まだ若々しく、これからどんどん大きくなりそうに思われる。
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