ページタイトル:藤井大神宮のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:藤井大神宮のケヤキ 名称 藤井大神宮のケヤキ
    (ふじいだいじんぐうのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 奈良県宇陀市大宇陀藤井
 〃 3次メッシュコード 5135−57−76
 〃 緯度・経度 北緯34度28分59.1秒
           東経135度57分23.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年5月19日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)高地側地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 大宇陀藤井集落の家々の西側、国指定重要文化財「笹岡家住宅」の近くに藤井大神宮が鎮座する。
 神社の名前から、多くの人が集まる大きな神社を連想しそうだが、実際は山間(やまあい)の小さな神社である。(これが正式名称)
 環境省巨樹データベースを調べていたら、所在地を藤井大神社として幹囲480cmのケヤキが登録されていた。この数値は1988年報告によるものだから、それから30年以上を経て、今はもっと大きいだろうと訪ねてみた。
 いざ会ってみると、想像よりずっと大きい。測定したら551cmもあった。
 ケヤキが立つのは聖域を取り囲む森の中。特別扱いされることなく、野性を感じさせる姿で立っている。
 周囲を針葉樹に囲まれ、どちらかというと上昇志向の強い樹形だ。本来のケヤキの樹形ではないが、広場の独立木のように四方に満遍なく枝を伸ばそうとしたら日光争奪戦に勝てないからだろう。
 限度はあるだろうが、状況に応じて臨機応変に対応することができなさそうな樹木にも、ちゃんと適応する能力はあるのである。
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