ページタイトル:江与味八幡宮のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:江与味八幡宮のスギ 名称 江与味八幡宮のスギ
    (えよみはちまんぐうのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 45m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岡山県久米郡美咲町江与味(原)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−36−33
 〃 緯度・経度 北緯34度56分47.7秒
           東経133度47分43.0秒
美咲町指定天然記念物(1988年3月31日、「江与味の八幡宮社叢」の名称で境内林全体を指定)
撮影年月日 2022年3月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)宮誠而さんのM式を真似て実測
注3)2005年3月22日、久米郡内3町が合併して美咲町となった。旧行政区は久米郡旭町





 美咲町の一部が旭川湖(旭川ダムが作った人造湖)を越えて西側に飛び出ている。そこが美咲町最西端の地、江与味である。
 西から流れて来た曽母谷川(そぼだにかわ)(注4)が旭川湖に流入するあたりに原の集落があり、その北西高台に八幡宮が鎮座する。
 岡山県神社庁の神社紹介ページによると、『長徳年間(995〜999)に当村の古翁が京都に上って石清水八幡宮へ参拝して勧請した』ことに始まるらしい。当初は『東眼下に旭川の望める三鉾山の頂上に』あったが、『永禄8年(1565)に当時の豪族富田孫右衛門の寄進により、現在地 黒木山に社殿を造営し移した』とされている。
 訪ねた日は雨。決して強くはなく風も弱いのだが、薄暗いなかで傘を片手に撮影するのは難しい。こんな日は、デジカメの高感度設定と手振れ補正が有り難い。フィルム時代なら三脚なしでは撮影できなかったと思われる。
 左図のスギは石段の最上部、社殿平面の前面に立っている。
 根幹境界部がはっきりしない。多分、十分に成長したあとに根元を土盛りされたのではないだろうか。
 データ的にはスギより劣るが、石段入口の「随神ヒノキ」もよい。
 ほかにムクロジ(これはまだそれほど大きくない)と合わせ、八幡宮境内から3件が津山地方振興局が選定した「名木百選」に選ばれている。
 これらはみな、当地に遷座した永禄8年頃に植えられたと伝えられているようである。

注4)一級河川(の一部)としての名称は曽谷川
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