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名称 円空銀杏 (えんくういちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 伝承350年+α(注3)
所在地の地名 奈良県吉野郡天川村栃尾
〃 3次メッシュコード 5135−26−36
〃 緯度・経度 北緯34度12分11.6秒
東経135度49分27.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月26日
注1)1992年4月に栃尾観音堂・栃尾区の連名で設置
注2)環境省巨樹データベース(2021年計測)による
注3)寛文(1661〜1673)の頃に円空が植えたとの伝承あり
天川村栃尾は天ノ川(てんのかわ)沿い。関西電力九尾(つすらお)ダムから1.8kmほど下流の集落。
栃尾観音堂があるのは、県道とは反対の左岸側。
案内板によると、諸国行脚の途次、円空がこの地に来たと伝えられているらしい。
当地に納められているのは聖観音立像、大弁財天女立像、金剛童子立像、護法神像の4体。
聖観音像については、それまでずっと弘法大師が一夜で彫ったと伝えられてきたところ、円空作でないかと言う者が出て、昭和47年(1972)秋の学術調査で円空作であることが判明したという。
観音堂に向かって左側、御堂より少し高い位置に雌株のイチョウが立つ。
まだ比較的若いイチョウと思われ、気根の発達も見られないが、枝振りが荒々しい。
円空の手植え伝承を持つイチョウである。 |
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