ページタイトル:笑沢の笠松 ロゴ:人里の巨木たち

画像:笑沢の笠松

画像:笑沢の笠松(全景)
名称 笑沢の笠松 (えみさわのかさまつ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 アカマツ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 1000年以上(注3)
所在地の地名 宮城県登米市豊里町笑沢(注4)
 〃 3次メッシュコード 5741−72−41
 〃 緯度・経度 北緯38度37分19.2秒
           東経141度15分47.8秒
登米市指定天然記念物(1977年3月3日指定)
撮影年月日 2016年5月14日

注1)天然記念物指定名称は単に「笠松」。しかしその呼称は各地で一般的に耳にするため、私のサイトでは地名を冠して呼ぶことにする
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)登米市が設置した案内板による(設置年月不詳)
注4)2005年4月1日、9つの町が合併して登米市誕生。旧行政区は登米郡豊里町





 JR気仙沼線「御岳堂」駅の北西1kmほどのところに、「笑沢自然公園」がある。駅の西を通って大椚(おおくぬぎ)に至る谷間の道を奥に進み、「松風園」という名前の老人ホームの一つ手前を、楠田山(160m)方面に向かって少し登ったところだ。
 ただし、左図の笠松はそこではない。
 その道をさらにどんどん登ると、笑沢自然公園駐車場から1.2kmほどで三叉路に突き当たる。舗装路はそこまで。そこからは左の道を約50m。右側、少し高いところに笠松が立っている。笠松が立つ場所の標高はおよそ140m。
 案内板によると、昭和30年(1955)頃までは、枝が四方に張り出し、いったん地面まで垂れ下がった枝の先が再び上に向いていたという。その後、2つの台風により枝が折られ、現在の姿になったとのこと。
 昭和30年と言えば、訪問時のおよそ60年前である。その頃の姿を見てみたかったのはやまやまだが、それよりもむしろ、風当たりの強そうな場所に立っていながら、それから60年を経て、なおこれだけの姿を保っていることが素晴らしい。
 多分、登米市(旧豊里町)でも自慢のマツなのだろう。
 1000年以上という途方もない推定樹齢にも、それが窺われるように思われる。
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