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名称 白鳥神社の神木スギ
(しらとりじんじゃのしんぼくすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 宮崎県えびの市末永
〃 3次メッシュコード 4730−76−76
〃 緯度・経度 北緯31度58分45秒
東経130度49分38秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年8月6日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)神社設置の案内板による
霧島山の最高峰韓国岳(からくにだけ、1700m)北西の高原が、えびの高原である。地形図で見ると、いくつもの火口跡が見え、このあたりで、古くから盛んに火山活動が続いてきたことがわかる。
えびの高原とJRえびの駅を結ぶのが県道30号。「霧島バードライン」と呼ばれることもあるようだ。白鳥神社第一鳥居の前を、この道路が通っている。(ただし、今は第一鳥居から歩かなくとも、社殿のすぐ近くまで自動車道がある)
白鳥神社の祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。熊襲征伐の伝説に因むと思われる。天徳3年(959)、天台宗の高僧で、のち播磨国(現兵庫県)の書写山圓教寺を開山した性空上人(しょうくうしょうにん)が創建したと伝えている。
拝殿に向かって右後方に立つ2本のスギが、神木「夫婦杉」とされている。ただし、2本は少し離れて立ち、多分女杉とされている方からは、あまり強い印象を得ることが無かったので、ここでは1本のみを取り上げた。
こちらはご覧の通りの、一筋縄でゆかぬ姿。幹の太さもさることながら、暴れ回る枝振りが強烈。あえて「御神木」と銘打っているのは、人知の及ばぬ何者かが、このスギを支配していると考えられたからだろう。
なお、上記第一鳥居の近くには、立派なマツが2本あったらしい。樹齢2千年(大いに疑わしい数値だ)、幹囲4mほどのマツだったという。元禄16年(1703)に切り倒され、115日かけて奈良まで運ばれた。そして、現存する東大寺大仏殿(国宝)の大虹梁(だいこうりょう。大屋根を支える中心の梁)として使われているそうである。(えびの市教育委員会が設置した案内板による) |
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