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名称 天神大杉 (てんじんおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 新潟県上越市吉川区道之下(どうのした)(注4)
〃 3次メッシュコード 5538−63−33
〃 緯度・経度 北緯37度11分42.9秒
東経138度25分03.5秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2005年1月10日(左写真)
2011年4月21日
注1)2004年7月に道之下集落が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による
注4)2005年1月1日、広域市町村合併により上越市に編入。旧行政区は中頸城郡吉川町
吉川左岸の高台に天神社が鎮座している。朔日峠(ついたちとうげ)を下ってきた県道61号からは東側、注意してみれば、県道からも大杉の姿が見える。逆に、大杉の根元からは、道之下(どうのした)集落の1軒1軒がよく見渡せる。
案内板によれば、この神様は荒ぶる神で、鎧兜のまま乗馬で通る武将を許さず、落馬させるほどの神威を有していたらしい。菅原道真公の怒りは、ここでは江戸時代まで続いていたようだ。
大杉は、石段を登りきった最上部に、集落を見守るように立っている。当初は5本あったらしいが、そのうち1本だけが大杉に育ったという。村人達はこの大杉の下に集まり、祭礼をし、また盆踊りを楽しんだとある。道之下の人々に愛され続けてきた大杉なのである。
もともと特別な名は無かったようだ。案内板には、平成14年(2002)に村中(道之下集落内?)に名前を募集し、「天神大杉」と名付けた旨が記されていた。
嬉しいことである。愛着の第一歩は命名から始まる、と私は考えている。このような動きが、他の地域にも広まらないものだろうか。 |
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