ページタイトル:堂萬の大樫 ロゴ:人里の巨木たち

画像:堂萬の大樫 名称 堂萬の大樫 (どうまんのおおかし)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 アラカシ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2) 根元周囲
推定樹齢 不明
所在地の地名 岡山県岡山市北区建部町三明寺(平井)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−37−02
 〃 緯度・経度 北緯34度55分30.8秒
           東経133度54分15.6秒
岡山市指定天然記念物(2010年7月27日指定)
撮影年月日 2016年3月25日

注1)旧建部町教育委員会が設置(設置年月不詳)。その後、設置者名を岡山市教育委員会に訂正。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)岡山市公式ウェブサイト中、「平成22年度岡山市指定の文化財(2)」による
注3)2007年1月22日、岡山市に合併。旧行政区は御津郡建部町(たけべちょう)





 今は岡山市とはいえ、旧建部町はずいぶん山の中だ。
 このカシの木は、久米南町との境界近く。というか、マピオンで見ると、大カシの前の道が境界線になっているようで、樫の木が立つのは岡山市。道の反対側は久米南町のようだ。しかし、岡山市側(西側)から直接大カシに至る道はなく、久米南町側(東側)からアプローチするほかないように思われる。
 久米南町側は、緩やかな起伏を重ねる高原である。カーナビの案内に従って近づくにつれ、大カシの姿が見えてきた。(ここも「巨木探訪」のおかげで、あらかじめピンポイントの位置情報がわかっていた。感謝)
 株立ちのカシである。それぞれの株がさらに複数幹に分かれているので、全部で何本あるのかは不明。年老いた幹もあるが、総じて若い幹が多い。初代から第二世代に変わりつつある姿なのかも知れない。
 岡山県では、樹種についてあまり関心が持たれないのか、天然記念物であっても、樹種に言及されることが少ない。このカシも同様。
 葉を調べると、全周の先2分の1ほどに鋸歯がある。葉裏は白っぽい。葉柄の長さは約1cm。葉の幅があまり広くないのが気になるが、葉裏の葉脈が鮮明に見えるのでアラカシと判定したのだが、当たっているだろうか。
 いつもながら、樹種鑑定にはあまり自信なし。
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