ページタイトル:どっぱら清水のトチノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:どっぱら清水のトチノキ 名称 どっぱら清水のトチノキ
    (どっぱらしみずのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県五泉市大須郷
 〃 3次メッシュコード 5639−42−41
 〃 緯度・経度 北緯37度42分20.8秒
           東経139度15分46.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年5月12日

注1)「新潟の大杉と天然杉」による





 五泉市街地からは南東、JR磐越西線咲花(さきはな)駅からだと南に菅名岳(すがなだけ、909m)が聳える。自然が豊かな上に、日帰り登山に手頃な山として新潟市民はじめ近隣の方々に人気の山である。(ただし、かなり標高差があり、決して安易な気持ちで登れる山ではない)
 登山ルートはいろいろあるが、その一つに「どっぱら清水」コースがある。菅名岳と稜線を一にする大蔵山(おおくらやま、864m)登山口駐車場から途中まで林道を歩き、新江川(しんえがわ)本流の谷(「北沢」と呼ばれる)を経て菅名岳に至るコースだ。
 私は山頂を目指すわけでなく、新江川上流の巨木探訪が目的。左図のトチノキが立つ「どっぱら清水」までだと、駐車場から約1時間10分。
 という筈だったのだが、日頃の運動不足が祟った上に、この日はいつものストックを忘れ、後半はずいぶん疲れた。熊除けに持参したラジオのトークに気を紛らしつつ、疲れた足をなんとか引きずって辿り着いた時には、標準時間の2倍近くが経過(途中、たくさんのカツラを撮影したりして時間をくったこともあるが…)。大休憩の後、やっと息を吹き返した。
 「どっぱら」は「胴腹」が訛ったものらしい。新江川の左岸斜面の岩の間から水が噴き出しているのを、山の腹から水が出ていると見なしたのだろう。
 湧出量は毎分600リットル(五泉市公式ウェブサイトによる)。一般的な家庭用バスタブならば30秒以内で満杯になる量だ。
 湧出口の近く、西側に少し離れて左図のトチノキが見える。トチノキに近づくには、湧水に至る脇道を逸れて道のない斜面を進まなくてはならないのだが、「どっぱら清水」への登りの途中で目にするトチノキなので、標記のように名付けさせてもらった。
 近づいて見るとなかなか大きい。
 疲れも忘れて見入ってしまった。
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