|
|||||
名称 鈍土羅の樟 (どんどらのくす) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クスノキ 樹高 30m(注2) 目通り幹囲 14.1m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 福岡県八女市馬場 〃 3次メッシュコード 4930−64−45 〃 緯度・経度 北緯33度12分41.6秒 東経130度34分13.1秒 福岡県指定天然記念物(1953年12月3日指定) 撮影年月日 2009年7月31日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による 県天然記念物「南馬場の大樟」が立つ熊野速玉神社の北方700mの市街地に熊野神社があり、そこにも県指定のクスノキ巨木が立っている。 クスノキは、立ち上がって間もなく2幹に分かれている。 かつては幹がもう1本あったようだ。3本が互いに他の2本を補完するような位置にあり、全体として丸い幹断面を形成していたが、1本が枯れてしまった今、そちら側が痩せてしまった。 しかし残った2本は元気が良く、葉もしっかりつけている。樹勢は悪くなさそうだ。 ここは古い時代のお墓らしい。 案内板によれば、熊襲(くまそ)討伐に従軍して戦没した朝廷側の将士を葬ったもので、俗に「七つ塚」と称せられるものの一つだという。クスノキは墓標として植えられたと伝えられているらしい。 大正(1912〜26)の初め、このクスノキの根元を掘ったことがあるそうだ。内部に朱の彩色を施した石棺と、ほかに土器数片が出土したという。(ただし、案内板の書きぶりでは、大正の発掘そのものも、確認されているわけではないようだ) ところで、名に冠せられた「鈍土羅(どんどら)」は、古い地名だと思われる。少し離れて「どんどら」バス停もある。 |
|||||