ページタイトル:南馬場の大樟 当サイトのシンボル

画像:南馬場の大樟(幹と並ぶ)

画像:南馬場の大樟
名称 南馬場の大樟 (みなみばばのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 10.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 福岡県八女市馬場
 〃 3次メッシュコード 4930−64−45
 〃 緯度・経度 北緯33度12分20.3秒
           東経130度34分10.5秒
福岡県指定天然記念物(1967年1月17日指定)
撮影年月日 2009年7月31日

注1)1977年1月に八女市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 国道3号新矢部川橋の西600mほどに、熊野速玉神社が鎮座する。
 このクスノキは、天武天皇2年(=白鳳24年、西暦では673年)、神社建立と同時に、御神木として植えられたと伝えられている。
 伝承が真実なら、樹齢は1300歳を超すことになるが、未だ若々しく、高みにまで大枝を多く伸ばし、樹皮は綺麗である。人間で言えば、腰も曲がらず筋骨隆々、肌には張りがあるということになろうか。
 平成3年(1991)9月14日、台風17号が来襲。その記憶も新たな9月27日には、さらに台風19号と、続けて2度の台風が襲った。強風による本殿屋根瓦の飛散、若宮神社の倒壊など、熊野速玉神社にも被害が及んだ。
 境内に、その復旧記念碑がある。それによれば、その際クスノキも大枝を失ったらしい。落下した大枝が玉垣の一部を壊したようだ。
 樹勢良く、大きな樹冠を戴いているということは、それだけ大きな風圧を受けるということである。まして、ほぼ独立木のように立つ場合はなおさらである。
 大枝だけで済んだのは、まだまだ元気がよい証拠であろう。
 
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