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名称 大願寺のモミ (だいがんじのもみ) 名称の典拠 なし 樹種 モミ 樹高 25m(注1) 目通り幹囲 5.4m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 奈良県宇陀市大宇陀拾生(ひろう) 〃 3次メッシュコード 5135-57-64 〃 緯度・経度 北緯34度28分31.3秒 東経135度55分54.5秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年5月18日 注2)「巨樹と花のページ」による 道の駅「宇陀路大宇陀」の背後、少し高い位置にモミの立派な樹冠が見える。それが大願寺のモミだ。 お寺の正式な名称は薩埵山成就院大願寺。仁和寺(にんなじ)を本山とする真言宗御室(おむろ)派に属する。 奈良県歴史文化資源データベースによると、聖徳太子が蘇我馬子に命じて建立したと伝え、また本尊の十一面観音菩薩は神亀元年(724)、徳道上人の作と伝えられているようだ。徳道上人が長谷寺建立を誓い、弘法大師が大蔵寺建立の大願を誓ってそれが成就したことから「大願成就」の御利益があるとも伝えられているという(注3)。 境内に駐車場もあるのだが、道の駅に車を置いて神楽岡神社のスギを訪ねたあとだったので、その足で訪問。 遠目で見た時に想像したとおり、対面した第一印象は、まず樹勢が良いこと。樹冠の形も整っている。元気の良い巨木に出会うと、こちらまで気持ちが晴れ晴れしてくる。しばらく眺めていた。 なお、大願寺では薬草料理の提供もしていて、近隣では有名なようである。 注3)それが院号寺号になったということか。山号の薩埵(さった)は、本尊が菩提薩埵(略して菩薩)であることから? |
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