ページタイトル:長善坊の公孫樹 当サイトのシンボル

画像:長善坊の公孫樹(全景)


画像:長善坊の公孫樹(幹と並ぶ)
名称 長善坊の公孫樹 (ちょうぜんぼうのいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 7.1m(注3)
推定樹齢 400年以上(注2)
所在地の地名 熊本県阿蘇市黒川(注4)
 〃 3次メッシュコード 4931−30−16
 〃 緯度・経度 北緯32度55分56.3秒
           東経131度04分40.0秒
阿蘇市指定天然記念物(1977年1月20日指定)
撮影年月日 2011年8月4日

注1)2008年12月に阿蘇市教育委員会が設置
注2)上記標柱側面記載のデータ
注3)高地側から測って1.3m上方の幹囲を実測
注4)2005年2月11日、阿蘇郡内の2町1村が合併して阿蘇市誕生。旧行政区は阿蘇郡阿蘇町





 西巌殿寺の北西300mほどの道路脇に立つ。
 かつてここには、西巌殿寺37坊の一つ、長善坊があった。戦国時代末期、西巌殿寺の坊は各地に散ってしまったが、長善坊のみここに留まったとも伝えられている。加藤清正が西巌殿寺を再興するにあたり、送った判物の宛名も「長善坊寺社中」である。(平凡社「熊本県の地名」を参考) 西巌殿寺にとって重要な坊であったと思われる。
 現在、長善坊はなくなったが、大イチョウは残った。
 ご覧のように、素晴らしい大イチョウである。周囲に視界を遮る物がなく、当地のランドマークとなっている。
 よく見える、ということは強風を遮ってくれるものもないということだ。平成3年(1991)の台風19号は、猛烈な風で、阿蘇盆地の巨樹の多くを薙ぎ倒した。このイチョウにも被害があったことと思われるが、幸い倒壊は免れた。強風をまともに受けて倒れなかったのは、元気の証拠だと思われる。
 
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