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名称 乳神大イチョウ (ちちがみおおいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 200年(注3)
所在地の地名 秋田県湯沢市稲庭町字小沢(注4)
〃 3次メッシュコード 5840−44−97
〃 緯度・経度 北緯39度05分12秒
東経140度35分30秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年8月10日
注1)1998年11月に稲川町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記標柱に記された説明による
注4)2005年3月22日、湯沢市に合併。旧行政区は雄勝郡稲川町
曹洞宗嶺通山広沢寺の墓地に立つイチョウ。上から下まで、枝の付け根に発達した気根が見られる。「乳神」の名はこの気根ゆえの命名と思われる。
広沢寺は、落ち着いた感じのする山里のお寺である。
ときどき野猿が遊びに来るらしい。「サルが出没しますのでお供物はお持ち帰り下さい」の注意書きがあった。
最近、野生動物がヒトを恐れなくなったように思う。人間に住処を侵食され、やむなく人里に出てきたのかも知れないが、その結果、ヒトはそれほど怖くないことを学習したのであるまいか。巨木探訪をしていて、サルはもちろん、カモシカなどに出会うのも珍しくなくなった。それもクマ除けの鈴を身につけているのに、である。幸いクマに出会ったことはないが、こんな状態で、本当に鈴はクマ除けに効果があるのか疑問に思うこともある。
イチョウは天然記念物ではないが、平成10年(1998)11月2日、稲川町保存樹指定を受けた。
頂部も大枝もみな切断されてしまったが、新しい枝が伸びてさらなる大木に育つことを望む。 |
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