ページタイトル:菩提久保のボダイジュ 当サイトのシンボルマーク

画像:菩提久保のボダイジュ 名称 菩提久保のボダイジュ
    (ごだいくぼのぼだいじゅ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ボダイジュ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注3) これは根回り
推定樹齢 250年(注2)
所在地の地名 栃木県那須烏山市八ヶ代(やかしろ)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5440−70−55
 〃 緯度・経度 北緯36度38分05.9秒
           東経140度03分38.1秒
栃木県指定天然記念物(1995年8月22日指定)
撮影年月日 2023年9月25日

注1)栃木県教育委員会と南那須町教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)那須烏山市公式ウェブサイト「那須烏山デジタル博物館」による
注4)2005年10月1日、那須郡内2町が合併して那須烏山市誕生。旧行政区は那須郡南那須町





 那須烏山市西部、大川と井沼川(いぬまがわ)に挟まれた細長い山稜の稜線が高根沢町との市町界である。左図のボダイジュが立つ八ヶ代字菩提久保は、境界線から約150m。高根沢町の道の駅「たかねざわ元気あっぷむら」からは北北東に700mほど。(地理院地図に寺院マークあり)
 ボダイジュはシナノキに近縁の植物で、古い昔に中国から今の福岡県に伝わり、釈迦が樹下で悟りを開いたとされるインドボダイジュとは種類が違うのだが、しばしば寺院に植えられるなどして全国に広まったものらしい。(「牧野新日本植物図鑑」を参考)
 左図に見える赤い屋根は、阿吽苦離(あぐり)地蔵堂。ここでも人の手で植えられたのだろう。菩提久保の字名もこのボダイジュに因むと考えられているようだ。
 間近で見た感じでは、3本を隣り合わせて植えたものが全体として一体感を持ちつつある状態に思われる。幹を一本ずつ見れば2mほどの幹囲しかないが、ひとかたまりとしてのボリューム感はある。(天然記念物指定の際、員数としては「1株(3本)」とされたようだ)
 小高いところに立って、周囲に他の木がないため、印象は全くの独立木である。
 今ではこの地の景観を形成する重要な一員となっているように思われる。
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