ページタイトル:綾のイチイガシ 当サイトのシンボル

画像:綾のイチイガシ_1

画像:綾のイチイガシ_2
名称 綾のイチイガシ (あやのいちいがし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイガシ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 650年(注2)
所在地の地名 宮崎県東諸県郡綾町北俣
 〃 3次メッシュコード 4831−01−09
 〃 緯度・経度 北緯32度00分16秒
           東経131度14分44秒
宮崎県指定天然記念物(1985年1月4日指定)
撮影年月日 2012年8月2日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(綾町教育委員会が設置? なお、案内板では「綾のイチイシ」とあったが、正しい和名はイチイシなので、標記のように改めた)
注2)上記案内板による(環境省データベースでは8.6mとあるが、実際はそんなに太くない)





 綾城のすぐ南を通って馬事公苑の北側に出る道がある。その道をゆっくり進んで行くと、高台に出てまもなく、道路右脇に「みやざき巨樹百選」の案内板があった。
 しかし、この案内板がちょっと紛らわしい。イチイガシとは反対側の路傍に設置されているのである。
 案内板の近くにカーブミラーがあり、その向かい側(走ってきた道の南側)に入る細い道がある。これがイチイガシへの道だ。車でも入られそうな道だが、その先で困ることになるので、ここからは歩くことをお薦めする。
 道が下りにかかるあたりにイチイガシが立っている。
 全体の上半分が引きちぎられたような樹形である。幹の内部はすっがりがらんどうで、幹に沿って、上から下まで大きな裂け目が口を開けている。もうこれ以上生長することは期待できそうにない。
 案内板によると、南北朝時代の延元4年(1339)、南朝方の伊東祐廣(いとうすけひろ)との戦さに勝利したことで、綾の地は細川氏の領地となった。その記念として、居館の一角に、このイチイガシが植えられたという。
 推定樹齢は、その伝承によるのだろう。ならば、2012年現在、670年ということになろうか。
 
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