ページタイトル:羽尾山賀茂神社のムクロジ ロゴ:人里の巨木たち

画像:羽尾山賀茂神社のムクロジ 名称 羽尾山賀茂神社のムクロジ
    (はねおやまかもじんじゃのむくろじ)
名称の典拠 なし
樹種 ムクロジ
樹高 不明(低い)
目通り幹囲 3.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 島根県邑智郡邑南町阿須那(注2)
 〃 3次メッシュコード 5232−24−49
 〃 緯度・経度 北緯34度52分12.3秒
           東経132度37分04.7秒(注3)
邑南町指定天然記念物(1989年3月28日、「羽尾山賀茂神社の社叢」として境内林全体を一括指定)
撮影年月日 2016年3月29日

注1)左図に見える大きな瘤のすぐ下で幹囲を実測
注2)2004年10月1日、邑智郡内の2町1村が合併して邑南町誕生。旧行政区は邑智郡羽須美村
注3)この位置データはスギだったか、ムクロジだったか記録し忘れてしまった。ただし両者の位置は近いので、ここを目指せば、両方とも目に入ってくるはずである





 阿須那に鎮座する賀茂神社の社叢は、全体が天然記念物に指定されている。
 案内板に、カヤ、イチイ、スギ、イチョウなど主な樹木が列挙されていたが、そのなかでイチイの姿が見えない。枯れてしまったのだろうか。
 イチイを探していて、ムクロジを見つけた。社殿に向かって右手、境内の端の方に立っている。
 今は皮一枚の姿だが、かつては山側に向けて支幹(あるいは大枝)を伸ばし、バランスの取れた充実した姿だったように思われる。左図で瘤のように見えるのは、その痕。
 高地側の地表面から1.3mの高さで幹囲を計測しようとすると、ちょうと瘤の上を測ることになり、464cmもの値になってしまった。それで、瘤の直下を測ったのが上記の幹囲である。(見た目の太さは、瘤がある辺りでも同じくらいのように思う)
 ムクロジはポピュラーな樹種ではなく、環境省巨樹データベースへの登録数も決して多くはないが、島根県内では、旧木次町の個体に次ぐ大きさのムクロジ巨木である。(2016年3月現在)
ボタン:島根県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る