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名称 新所の梅 (あらところのうめ) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 ウメ 樹高 10m(注2) 目通り幹囲 4.2m(注2) 推定樹齢 400年(注2) 所在地の地名 秋田県由利本荘市矢島町元町字新所(注3) 〃 3次メッシュコード 5840−61−62 〃 緯度・経度 北緯39度13分35.9秒 東経140度09分25.7秒 由利本荘市指定天然記念物(1975年9月11日指定)(注4) 撮影年月日 2024年5月15日 注2)由利本荘市公式ウェブサイトの「知っておきたい由利本荘市の樹木」(PDF版)による 注3)2005年3月22日、1市7町が合併して由利本荘市誕生。旧行政区は由利郡矢島町(やしままち) 注4)枯死した後に、指定は解除された 由利高原鉄道鳥海山ろく線の終点矢島駅から直線距離で東南東に約1.6km。子吉川(こよしがわ)と国道108号の間を走る道があり、その道を中心に家々が密集する。これが矢島街道で、かつてはこの道が国道だったと思われる。 左図のウメ巨木は新所集落の中央付近。この道路の北に面する一軒のお宅の裏庭に立つ。 奥様の姿を前庭でお見かけし、撮影許可を願い出たところ、願いは快諾して下さったが、「もう枯れているが、それでもいいのか」と付け加えられた。 形は残っているということなので裏まで案内していただいたが、実際にウメを見ると青々と葉をつけているではないか。 私の怪訝そうな様子を察して、「この葉はウメではない。隣に立つヤマザクラの種がここに飛んで根付いたようで、ヤマザクラの葉だ」と説明して下さった。 近づいてよく見ると、確かに小枝の樹皮はウメでなくサクラのものだ。葉脈もウメでなくサクラのそれだ。 そういうわけで、枯死した梅を紹介することになってしまったわけだが、枯れたとはいえ、まだかつての威厳を失っていない。 生命のあるうちに会えなかったのは残念だが、この姿が維持できているうちに会えてよかったと思う。 |
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