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画像:荒橿神社のケヤキ

画像:荒橿神社のケヤキ(幹と並ぶ)
名称 荒橿神社のケヤキ
    (あらかしじんじゃのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 栃木県芳賀郡茂木町小井戸(館)
 
〃 3次メッシュコード 5440−61−45
 
〃 緯度・経度 北緯36度32分18秒
           東経140度11分26秒
栃木県指定天然記念物(1990年1月26日指定)
撮影年月日 2007年2月17日

注1)栃木県教育委員会と茂木町教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)上記案内板による





 茂木町役場の北に位置する桔梗山には、その昔、茂木氏が築いた城があった。
 町を見下ろす側は急斜面だが、背後には緩やかな台地が広がっている。台地には「館」の地名がついていることから、多分ここには城に関係する者の屋敷があったのだろう。
 荒橿神社は台地の東、小さな谷を隔てて、城とは反対側に鎮座している。
 祭神は国常立命(くにとこたちのみこと)、豊雲野命(とよしくものみこと)、阿良加志古根命(あらかしこねのみこと)の3柱。大同元年(806)創立と伝える古社だ。茂木城からの方角は丑寅(北東)。鬼門にあたる。
 万治元年(1658)以前には、三重塔もあった。神仏混淆の時代には、ずいぶん立派な神社だったのだろう。今は後身の阿弥陀堂が、寂しそうに朽ちかけている。
 ケヤキは、一の鳥居から二の鳥居に至る参道の途中、右手。阿弥陀堂の近くに立っている。いますぐ枯れることはないだろうが、樹勢はあまり良くない。大切にされているのだと思うが、カーブミラーの設置場所など、もう少し考えてはどうだろうか。
 境内には、ケヤキの他にも巨杉が多数。なかなかの社叢である。
 
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