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名称 青柳のヒノキ (あおやぎのひのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ヒノキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 4.4m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 岡山県津山市加茂町青柳(注4)
〃 3次メッシュコード 5234−60−45
〃 緯度・経度 北緯35度12分30秒
東経134度04分03秒
津山市指定天然記念物(1975年3月31日指定)
撮影年月日 2010年8月21日
注1)岡山県津山地方振興局が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記標柱の記述による
注4)2005年2月28日、津山市に合併。旧行政区は苫田郡加茂町
加茂川と並行する県道6号(津山智頭八東線)から、支流の青柳川に沿って北に向かう。
この道はバス路線でもある。終点のバス停の名が「青柳」。停留所は変則四叉路のところ(隣は津山市消防団上加茂分団第二部消防機庫)だが、その少し手前に、道が広くなっている場所がある。ここからヒノキまでは駐車場所がないので、ここに車を置いて歩くのがよい。
青柳のヒノキを訪ねてくる人は多いのか、上記の駐車可能な道路脇に、そこから見た景観図とともに、ヒノキの姿も図示されている。ごく小さい姿ではあるが、樹冠の頂部が道路からも見えている。
あとは、この図の記憶を頼りに、ヒノキに向かって歩くだけ。バス停の先をそのまま集落に向かって北に上る。すぐに、小さな御堂(加茂郷88ヶ所第9番札所)が右手に見える。その前を通り、少し歩くと、今度は左手の山に向かう小道が見える。ヒノキは、この小道の先。
小道を登って行くと、道のすぐ脇で、上から見下ろすようにヒノキが迎えてくれる。
太さはそれほどでないが、根をしっかり張った姿が力強い。何より驚くのは、その枝振り。これでもかとばかりに多数の枝を伸ばしている。しばしば「千本ヒノキ」と呼ばれる樹形だ。
周りの樹木が守ってくれたのか、ほとんど傷みもなく、樹形も美しい。ヒノキ名木の一つと言っていいのではなかろうか。
根元には墓石が数基。かなり古いものも混じっていそうだ。ヒノキも私有物だと思われる。先祖の霊を祀る聖地の一部として、きっと大切にされてきたのであろう。 |
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