ページタイトル:安隆寺のシイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:安隆寺のシイ_1

画像:安隆寺のシイ_2
名称 安隆寺のシイ (あんりゅうじのしい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ(だと思う)
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県佐渡市小木町(注2)
 〃 3次メッシュコード 5638−52−72
 〃 緯度・経度 北緯37度49分07秒
           東経138度16分32秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年10月18日

注1)新潟県公式ウェブサイト中の「佐渡の巨樹・名木」より
注2)2004年3月1日、佐渡島内の全市町村が合併して佐渡市誕生。旧行政区は佐渡郡小木町





 小木漁港の北方高台に日蓮宗昌栄山安隆寺がある。
 佐渡流罪となった日蓮の赦免状を携えた日朗を開山としている。
 1983年刊行の「新潟県寺院名鑑」によると、師日蓮の赦免を伝えるため佐渡に向かった日朗が強風に流され、小木村の海岸に漂着。岩礁で読誦唱題する声を聞き、舟を出して日朗を救出、一夜の宿をしたのが当時禅宗だった当寺の住職学法房であった。その後、学法房は性善坊日顕の名を賜って日蓮宗に転じた(寺ではこの日顕を開基としている)。と、概略そのような縁起を伝えている。
 往時は寺運も盛んだったようで、佐渡金山奉行が江戸への行き帰りに安隆寺を宿所としたこともあるようだ。
 小路の先から石段を登り、仁王門を潜って本堂の前に出る。
 本堂と向かい合う側、一段高い所に建つ御堂の後方に大きなシイの木が立っている。板根が発達して力強い姿のシイだ。
 樹皮の様子がよく見るスダジイの姿ではないが、まだ樹齢が若いからだろう。落ちているドングリが細長い形だったので、スダジイに間違いないと思うのだが…。なにしろ樹種鑑定にはあまり自信がなく、確かなことは言えない。
 環境省巨樹データベースにないシイの巨樹である。
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